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2024.05.02
九州大学総合研究博物館と連携した大学博物館連携巡回展を開催!
金沢大学資料館では,令和6年5月7日(火)より大学博物館の連携巡回展として「帝国日本と森林 近代東アジアにおける環境保護と資源開発」を開催します。
本展示は,科学研究費による3つの共同研究の研究成果の一部が,令和5年2月に本学人間社会研究域人文学系の中島弘二教授の編著『帝国日本と森林 近代東アジアにおける環境保護と資源開発』として出版されたことを機に開催する巡回展です。同年3月に九州大学総合研究博物館を皮切りに始まり,金沢大学資料館は5か所目の会場となります。
本展示の基になっている同書では,旧大日本帝国時代の林業を事例として,帝国主義と環境保護主義との関係や,近代日本における森林・林業をめぐる知とその実践の結びつきを,林学,地理学,環境史,植物学など異なる専門分野の研究者が協力して多角的に明らかにすることを試みています。
展示では,その専門書のエッセンスを要約パネルでお伝えするとともに,大学所蔵の現物資料や当時の関連資料を展示することで,当時のリアリティを感じていただきながら内容理解の一助となることを目指しています。
多くの方のご来館をお待ちしております。
博物館連携巡回展
「帝国日本と森林 近代東アジアにおける環境保護と資源開発」
会 期:令和6年5月7日(火)~令和6年7月5日(金)
会 場:金沢大学資料館展示室(金沢大学中央図書館・資料館棟内)
開館時間:10:00~16:00(土・日・祝日を除く)
主 催:金沢大学資料館・九州大学総合研究博物館・「帝国日本と森林」巡回展実行委員会
協 力:金沢大学図書館・科学研究費補助金基盤研究(B)「20世紀東アジアの帝国林業と環境思想 ‐近代日本の科学的林業とその「遺産」‐」
入 場 料:無料
チラシはこちら